01 / Cooling Point
深部体温へアプローチしやすい部位を冷却
前腕は、冷却を行いやすく、休憩時にも無理なく浸漬しやすい部位です。 手首からひじにかけてを安定した水温で冷やすことで、 効率的な冷却導線を現場に取り入れやすくなります。
前腕を冷水に浸すことで深部体温へアプローチする、 業務用前腕冷却システム「クールステーション」。 建設現場、工場、スポーツ、学校、自治体など、 さまざまな現場で 短時間で体温を下げる仕組みを提供します。

日本の暑熱環境は年々厳しさを増しており、工場・建設現場・スポーツ現場などでは、 短時間で効率よく身体を冷やすための対策が求められています。
日本の平均気温
100年で 1.40℃ 上昇


近年、熱中症対策はその場しのぎではなく、 早期発見・迅速な身体冷却・継続運用できる設備対策 が求められる時代へ変わりつつあります。
従来の氷や簡易的な冷却法には、冷却効率・持続性・運用負荷の面で課題があり、 そこで注目されているのが前腕冷却です。
冷感グッズ・冷却ベスト・前腕冷却は、どれも「冷やす」方法ですが、 冷却の仕組みや深部体温への影響、現場での実用性には大きな違いがあります。

冷感シート・スプレー
皮膚表面を一時的に冷やす方法で、冷たさを感じやすい反面、 深部体温への影響は限定的です。

アイスパック式・循環式
胴体を広く冷却でき、作業中にも使いやすい反面、 冷却材が温まりやすく持続性に課題があります。

水没式冷却
前腕の血管を直接冷却し、血液を冷やすことで 深部体温へアプローチしやすい冷却方式です。
| 比較項目 | 冷感グッズ | 冷却ベスト | 前腕冷却 |
|---|---|---|---|
| 冷却原理 | 皮膚表面を冷却 | 胴体表面の冷却 | 血管を冷却し血液を冷やす |
| 効果範囲 | 局所的 | 広いが深部には届きにくい | 血液循環で全身へ作用 |
| 持続性 | 短時間 | 冷却材が温まりやすい | 水循環で長時間安定 |
| 深部体温 | 影響は限定的 | 限定的 | 低下が期待できる |
| 現場実用性 | 手軽だが効果は限定 | 重量・コスト課題 | 複数人運用しやすい |
前腕冷却は、皮膚表面だけでなく血液を介して深部体温へアプローチしやすく、 現場で継続運用しやすい冷却方式です。
氷を使って水を冷やす方法は手軽ですが、コスト・手間・持続性の面で課題があります。 クールステーションは、氷に頼らない安定した前腕冷却環境を実現します。
Conventional Method
氷は一時的に水を冷やせる一方で、目標温度まで下げるには量が必要になり、 冷えた状態を維持するためにも継続的な補充が必要になります。
Cool Station
クールステーションは、氷に頼るのではなく、冷却機によって水温を安定的に管理することで、 継続的に使いやすい前腕冷却環境を実現します。
氷の購入・搬送・補充の負担を減らし、現場運用を効率化します。
その場しのぎではなく、冷却状態を維持しやすい設備運用が可能です。
休憩導線に組み込みやすく、現場全体の熱中症対策の質を高めます。

氷を使った一時的な冷却ではなく、 冷却機による安定した水温管理によって、 前腕冷却をより継続しやすく、現場に導入しやすい設備へと高めます。
前腕冷却は、手首からひじにかけてを冷水に浸すことで、 休憩時間の中でも取り入れやすく、現場で継続しやすい冷却方法です。 深部体温への効率的なアプローチが期待できる手法として、 さまざまな現場で活用が進んでいます。
「冷やしやすい部位」を、
「短時間(10~15分)で」「現場で運用しやすく」冷却する。
その考え方に基づいたのが前腕冷却です。
全身を大掛かりに冷やす方法とは異なり、前腕冷却は休憩導線の中に取り入れやすいことが特長です。 導入のしやすさと継続運用のしやすさを両立しながら、暑熱環境下での体調管理を支えます。

協力アドバイザー
中村 大輔 博士
(スポーツ医学)
01 / Cooling Point
前腕は、冷却を行いやすく、休憩時にも無理なく浸漬しやすい部位です。 手首からひじにかけてを安定した水温で冷やすことで、 効率的な冷却導線を現場に取り入れやすくなります。
02 / Short Break
更衣や大掛かりな準備を必要とせず、 休憩時間の中で前腕を浸すだけで運用しやすいことが大きな特長です。 作業の流れを止めにくく、継続的な熱中症対策として取り入れやすくなります。
03 / Field Operation
現場で求められるのは、効果だけでなく「続けられること」です。 前腕冷却は、休憩所・待機所・作業動線の近くに設置しやすく、 日常の運用に組み込みやすい実践的な冷却方法です。
効果だけでなく、導入・継続・衛生面まで含めて設計することが、 業務用熱中症対策では重要です。
参考イメージ・検証グラフ
単に冷却中の体温変化を見るだけでなく、 前腕冷却を行った場合と行わなかった場合で、 作業再開後の深部体温推移や危険域到達までの時間差を比較することが重要です。
参考文献
Nakamura, D., Muraishi, K., Hasegawa, H., Yasumatsu, M., Takahashi, H. (2020).
Effect of a cooling strategy combining forearm water immersion and a low dose of ice slurry ingestion on physiological response and subsequent exercise performance in the heat.
Journal of Thermal Biology, 89, 102530.
設置性・衛生性・安全性をバランスよく備えた、業務用前腕冷却システムです。
01
導入しやすく、現場で継続して使いやすい構成です。
ポンプ・フィルターを内蔵し、必要機能を1台に集約しています。
ホース接続と給水後、電源を入れるだけで使用を開始できます。
地域を問わず導入しやすい電源仕様です。
02
複数人で使用する現場でも、清潔に運用しやすい設計です。
水を清潔に保ち、複数人で使う現場の衛生管理を支えます。
給水口にヘアキャッチャー、本体内部にフィルターを内蔵しており、髪の毛やゴミ、濁りの原因となる不純物をしっかり除去。常に清潔な水を保ちます。
03
業務用途での継続使用を見据えた、安全設計を備えています。
ポンプ停止を検知し、冷却機の運転を自動で停止する安心設計です。
異常時には自動停止し、本体保護と安全性に配慮します。
本製品は電気用品安全法(PSE)の対象外製品ですが、同法に準拠した安全試験を実施しております。
現場ごとの熱ストレス対策として、 幅広いシーンで導入が検討されています。

訓練前後や待機時の体温管理、回復支援に。

選手やスタッフのコンディション維持、安全対策として。

屋外作業や高温環境での休憩所の熱中症対策に。

来場者サービスやスタッフの暑熱対策として。

体育祭・部活動・校外活動などの暑熱対策に。

来場者や運営スタッフの休憩所・救護動線の強化に。
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冷却チラーと前腕冷却槽を組み合わせた、 すぐに使用できる前腕冷却システムです。 氷に頼らず安定した水温を維持し、 現場で継続運用しやすい熱中症対策設備です。


クールステーションの導入をご検討の方へ。
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Advisor Comment 中村 大輔 博士のコメントを見る
「前腕冷却の学術的背景」
協力アドバイザーコメント
中村 大輔 博士(スポーツ医学)
数ある熱中症対策の中でも優れた可能性を持つ「前腕冷却」の効果
わずかな時間でも熱ストレスを軽減
— 学術的知見に基づいた、実践的なアプローチ —
<暑熱環境での長時間の運動が身体に及ぼすリスク>
暑熱環境下での長時間の運動や労働の継続は、皮膚温や深部体温が上昇するとともに、脱水により心拍数が増加したり、主観的な熱ストレスが増加します。
暑熱環境下での運動や労働におけるこれらの身体的なストレスの増大は、パフォーマンス発揮に影響を与えるだけでなく、熱中症の発症リスクも増大させることにつながります。
<前腕冷却が深部体温に及ぼす影響>
我々の研究では、暑熱環境下での運動後の深部体温の低下に対して、手掌部を含めた前腕冷却は効果があることを確認しています。また、他の研究でも同様に、頸動脈や鼠径部の冷却と比較して、手掌部の冷却が深部体温の低下に効果的であることが示されています。
このような背景には、熱放散に重要な役割を果たす「動静脈吻合(AVA)」の存在があります。
体温が上昇した際に、AVAを通る大量の血液を効率よく外部から冷却することで、体温の低下効果が高まると考えられています。
また、手掌部のみならず、前腕部も冷却することにより、皮膚表面を流れる血液に対しても冷却を行うことができるため、手掌部のみの冷却より、より効果的に体温の低下効果が望めます。
<より短時間で深部体温を低下させる>
上記の説明から、前腕冷却は、スポーツのハーフタイムや、作業現場の限られた休憩時間などに、深部体温の低下やその他の熱ストレスの軽減を目的とした暑熱対策の中でも、効果的な手法の一つであるといえます。
<長時間作業の現場に適した新たなアプローチ>
前腕冷却を目的とした本製品は、一度設定すると温度管理が自動で行われ、身体冷却に適した水温で常時利用可能です。このことは、熱中症発症のリスク要因である体温の過度な上昇を抑制するツールとして機能するだけでなく、複数名が同時に利用できることから、作業効率の向上に寄与するとともに、暑熱対策を実施しながら仲間とのコミュニケーションを促進する「オアシス」としての役割も期待されます。